会社紹介2018.03.13
国産初ストランドボード fromエスウッド
国産のストランドボード??
ストランドボード、、、ちょっと耳慣れない名前ですよね。
イメージとしてはMDFやパーティクルボード同様、木材を粉砕したものを接着・成形した木製ボードです。
OSB(配向性ストランドボード)という名称で構造用の下地材として活用されるパネル材と同種ですが、
それらが海外製であるのに対し今回ご紹介するのは国内初のヒノキ・杉などを原材料にした国産ストランドボードです。
ヒノキや杉ならではの特徴も
この国産ストランドボードは、岐阜県のエスウッドさんが2000年より製造を開始した製品で、
主な特徴は以下の通り。
・国内のヒノキや杉間伐材を原材料にしている(他にもい草などもあります)
・ヒノキの調湿性・断熱性・適度な吸音性など無垢材本来の特性を残す
・ホルムアルデヒドなどの有害VOCの放散を抑制、燃焼生成ガスの安全性を最高度に保持
・意匠性・施工性に優れ、内装材や家具材として活用できる
・不燃・準不燃対応品があり、公共物件含むあらゆる建築空間で利用できる
一旦木材を粉砕するので、当然ながら小径木などを有効活用できます。
完成したボードは、表面には木片のなごりが残りますが、
想像した以上に上品な仕上がりで、いろんな用途に使えそうです。
実際に施工現場を訪問
施工現場を見る為、工場から車で30分ほど移動した岐阜市内にある
『ぎふメディアコスモス』(市立図書館)を訪問してきました。
館内に入りますと、特徴的な格子屋根に多くのヒノキが使用されるなど、
木をふんだんに使った建物ですが、その中に配置される書架やテーブル、カウンターなど
様々な什器でストランドボードが使用されておりました!!
無垢材もいいですが、上品なテクスチャなど他の木質ボードとは異なる印象で、
木の風合いもあって非常にいい感じです(^^♪
まだまだ新しいエンジニアードウッドですが、
不燃・準不燃対応可で、更に各地の地域材の活用もできるということで
今後どんどん拡がりそうな気がしますね。
★エスウッドさんについて
https://wood-kiba.com/timber/s-wood/