製品紹介2018.11.28

2等材を特徴ある付加価値インテリア材に。

利用価値の低い材をどう活かす

木材は、丸太のみとっても径級(太さ)や曲がりや割れなどの有無、産地による品質差など幅広い上、節の有無や程度、色味、強度などによっても価値が変わってきます。

例えば、同じような丸太を仕入れても、製材して仕上がる材ごとに価値が上下するわけで、面白くもありますが、扱いが難しい素材となります。

当然ながら、希望通りの品質で仕上がれば高く販売できる一方、品質の悪い材(=ここでは2等材と呼びます)は扱いに困ることになります。

木材は、用途も幅広いので2等材ももちろん使い道はあるのですが、最近はバイオマス燃料向けなどに回されることも増えているようです。

 

さて、利用価値の低い(=売っても儲からない)材に付加価値がついて売れたら、、、最高です。

なかなか難しいテーマではありますが、世の中の流れとして廃棄物や利用価値の低いモノを形質を変えずに利用したり、特徴を活かして価値を高める「アップサイクル」という取り組みも広まっているので、新たに取り組むタイミングとしてもいいかもしれませんね。

 

ということで、今回は建築材料としては価値の低い木材の特徴(節や傷があるなど)を活かしたインテリア材をいくつかご紹介させていただきます。

 

木材の節やラフ感を活かしたインテリア製品

ご紹介するのは、兵庫県で山林管理から製材・加工・建築設計などを一貫して行う「木栄」さんからの製品です。

 

◆ Innocent(イノセント)

ヒノキの木口をランダムにカットし、厚みに差も出すことで木のアクセントを感じるさせる製品です。

樹種:ヒノキ

寸法:105×105×厚み15-25㎜

入数:150枚/箱 (半坪)

参考価格:¥7,000-/㎡

 

◆ Rustic(ラスティック)

長さや厚みをの違う板材をラフに仕上げ無造作感や温かみを演出します。

塗装によるカラーバリエーションもラインナップしています。

樹種:ヒノキ/杉

寸法:108×(600、900、1200)×厚み12、15

入数:1.65㎡(半坪分シュリンク包装)

参考価格:¥4,200-/㎡(無塗装)

¥12,000-/㎡(塗装)

 

◆Primitive(プリミティブ)

木材を挽き割った繊維の見える独特な表情が特徴。

ナチュラルだけでなく、カラーリングによって違ったシーンにあった演出もおすすめです。

樹種:杉

寸法:60×320×厚み45/2㎜

入数:84枚(半坪)

参考価格:¥11,000-/㎡(無塗装)

¥16,500-/㎡(塗装)

 

杉やヒノキはどうしても住宅を中心とした建築用途材に集中しますが、こうした目先を少し変えたアイテムが増えてくると、

設計やデザインをされる方々の新しい発想にも繋がるかなと思います。

 

今回ご紹介した木栄さんの情報はコチラ

 

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