会社紹介2018.03.18
奥深き化粧貼集成材の世界へ from 吉村商店
化粧貼造作用集成材とは?
木材製品には、集成材などの芯材に美観を目的に薄くスライスした木材シート(単板)を貼るような製品があります。
このような製品は『化粧貼造作用集成材』などと呼ばれますが、今回はその製造工場を訪問してきました(^^)/
場所は大阪市鶴見区に本社を構える 吉村商店 さん。
本社には、スライサーが設置されヒノキや杉などが(いずれも銘木!)単板にされていきます。
吉村商店さんでは国内外より常時70樹種を超える単板をストックされていて、
多品種・小ロット・短納期を実現する体制を持たれています。
本社より少し離れたところにある 同社美原工場(堺市美原区)。
こちらには数多くの機械が並ぶまさに加工工場でございます。
今回は、化粧貼りの流れをご紹介。
1)単板をギロチンで断裁後、糊付け
2)芯材(集成材)に貼りつけ
3)ホットプレスで熱圧着
3面あるいは4面に貼る場合は2度同じ工程を踏みますが、
以下のように単板を化粧貼りした製品に仕上がります。
化粧貼集成材は、完全な無垢材ではないですが、
集成材を活用して高級な天然突板を化粧貼りすることで、コストを抑えつつ
美しい製品に仕上げることができ、
住宅、マンションから店舗、寺社仏閣など様々なシーンで活躍する製品です。
ご紹介したように様々な加工機を活用して製品になるのですが、
やはりその過程ひとつひとつに職人さんの手や目を通して高品質な製品に仕上がるのだと
改めて実感しました。
ちなみに、吉村商店さんではこうした化粧貼造作用集成材を活用して、
様々な特注加工が行われております。(これが凄いのです!)
今後、定期的に本コラムでご紹介させていただきますのでお楽しみに(^o^)/
★吉村商店について
https://wood-kiba.com/timber/yoshimura_shoten/
https://wood-kiba.com/contact_-forsawingcompany/
投稿者:末吉