現地レポート2018.04.11
吉村商店|最後の仕上げはやっぱり職人さん
あたりまえではありますが木工の世界も、機械化が進み今まででは困難だった加工が
あっという間にできてしまう、そんな光景もよく見るようになりました。
建築の世界でプレカット化が浸透するようなもので、ある意味では職人さんの働きどころが減っていく、ともいえますし
逆にいえば、新人に技術を継承する負担やリスクを軽減(3年で退職する、とか)するという点で、今の時代にあった流れかもしれないですね。
さて、いつも困ったときに相談に乗っていただく 吉村商店さん
(以前の紹介コラムはコチラ)
吉村商店さんも特殊加工をお得意とされていて、どんな加工も基本「できない」とは言わないようにされているそうです(^^)
最近はヘッドがフルスイングするNC加工機を導入し、3次元加工なども対応されています。
とはいえ、最後の仕上げや調整工程では熟練職人さんの出番になります。
製材会社さんのハンドルマン同様、やっぱり格好いいっす。
前段階でNCでくり抜かれた材料をベルトサンダーで丁寧に磨いてます。
それを何度も繰り返します。
単なる表面仕上げではないんですね。
少し分かりづらいのですが、
別の部材(窓枠でしょうか)の曲面に隙間なくはめていきます。
こうした精度を求められる工程では、やはり人の技が必要になるのだと実感するシーンでした^^
投稿者:末吉