現地レポート2018.02.25
地域材活用の木造3階建て庁舎 in 宮崎県
全国各地で非住宅建物で木材を活用する流れに注目が増えていますね。
今回レポート先は、宮崎県の南西部に位置する小林市。
建物は、「市役所庁舎」でございます。
材の供給にも関わった地元森林組合の方にご案内いただきました(^^)
格子状に組まれた内壁が印象的な外観ですが、中に入ると更にびっくり。
構造材や内装材のみならず、建具や家具類など、あらゆるところに杉やヒノキが使用されています。
お聞きすると、使用された材は、地元小林市の材から杉・ヒノキで8000本分!!
柱や梁を「あらわし」で使用し、床板も杉を圧密加工しているので土足OK(^o^)
ちなみに、圧密は厚み12㎜の杉を3㎜にまで圧縮しております。
最近は圧密加工した木製ボールペンなどもありますね。
ちなみに、2棟あるうちの片方(議会棟)は、まだ全国的にも珍しい木造3階建て。
吹き抜けや光が取り込みやすいルーバーなども多く、とても開放的な空間でした。
最近は、法改正や技術進歩もあって、大型建築物で木材を使って、「見せる」ものが増えてきました。業界内だけではなく、一般の方々に浸透していけば可能性はもっと拡がりそうですね。