現地レポート2019.10.24
銘木の端材が驚きの変身!
好きな人にはたまらない?銘木から作られた精密な木工品
栃木県は那須塩原市。
東京からも足を運びやすく観光地としても有名な地域ですが、先日立ち寄った製材会社さんで大変面白いものと出会いました。
那須塩原駅から車を20分ほど走らせた場所にある大塚林業製材所さん。
製紙会社向けのパルプ用原木の販売にはじまり、その後ヒノキやケヤキなどの製材や銘木の販売などを主な仕事にされてきましたが、その一方で様々な銘木を材料に、
ある意味で非常にコアなアイテムを製作されています。
様々な製品があるのですが、そのひとつをご紹介させていただきます。
カエデの端材がレトロ感満載の椅子に変貌
材料に使用するのは、カエデ(高級なものらしいです)の端材。
特別な機械を使うわけでもなく、職人技による手仕事で加工されていきます。
以下写真は加工のビフォーアフターです。
脚と脚を繋ぐ部分以外は、ひとつの木材から削って作られております!!
塗装により、非常に高級感のある仕上がりに。
しかも、かなりのミニチュア!
こちらは、ちゃぶ台。もちろん極ミニサイズ!
いわゆる「ザ・木工品」でありますが、1周回って若者にも受けそうなくらい可愛い(^-^)
民芸品にカテゴライズされると、ちょっと古いイメージもついてしまうのですが、目先を変えるととてもユニークで面白い製品な気がします。
大塚林業製材所
〒329-2811 栃木県那須塩原市下田野531-11
倉庫には大量のケヤキ材が!
同社敷地内の倉庫には、昔製材したケヤキ材が大量に保管されています。
天板材や柱(中には長さ8mほどもある巨大なものも!)が溢れんばかりに眠っています。
時として、探すのに苦労する木材ですが、あるところにはあるんだなあと痛感させられます。
ケヤキ以外にも、あまりお目にかかれないような木材が並びます。
博物館にいるような気持になります(^-^)