現地レポート2018.03.27
ヒノキを求めて茨城へ
さて、今回はヒノキ探訪のお話です。
少し前の話になりますが、ヒノキの板材をまとまった数量手配する機会がございまして、各地を探しまわっておりました。
「ヒノキなんてどこにでもあるでしょう。」
確かにヒノキ自体はどこにでもあるのですが、
節がない材や薄い板(建築材ではない部類)、乾燥済みといった条件になってくると、意外とすぐには集められないのです。
もちろん予算に余裕があればあるんですけど。。
そんな中、当時はあまり接点のなかった北関東を攻めてみました。
なかなかヒットしなかったのですが、栃木のとある製材会社さんの社長から、
「そういや、茨城にヒノキの良材選んで挽いとる会社があったなあ、、、えーっと、、野上さんや!」
と、ご紹介いただき、向かった先は茨城県常陸大宮の「野上製材所」さん。
道路沿いの分かりやすい看板が目印です!
野上製材所さんは、扱い樹種はヒノキのみで、良材の産地として知られる茨城・栃木・福島にまたがる「八溝山系」の材を中心に調達されています。
ツインソーによる量産体制もありつつ、
送材車付きの製材機で熟練のオペレーターさんによる丁寧な製材も行われています。
コンピュータ制御の自動製材機も圧巻ですが、こうした「目」「技」を駆使した製材方法は必要ですよね。
難しそうなたくさんのレバーを慣れた手つきで操作します。
自動化された製材と比較すると、当然ながら量産スピードは劣るわけですが、
節の少ない「役物」と呼ばれる材は、このような方法が有効になります。
あと数ミリ深く製材すると節が見えてしまう、といった感じで微調整されるそうです。(すごい!)
社長も自ら作業に加わります(^^)/
こちらからの相談にも気さくに対応いただき、何度も製品を供給いただいてます(^^)
大手量産工場では難しい注文製材なども対応いただけるので、
ヒノキの調達にお困りの際はご気軽に相談ください!
★野上製材所さんの詳細はこちら
お問い合わせもご気軽に。
https://wood-kiba.com/contact_-forsawingcompany/
投稿者:末吉