現地レポート2018.04.12
意外!?巨大スライサーから何ができた?
木材を薄くスライスした板材は「突板(つきいた)」や「単板」といって
通常、合板や集成材などに貼られて化粧材として活用されたりします。
材を横方向に平らに切削する「スライサー」と回転させながら切削する「ロータリーレース」と
製造方法にも種類があるのですが、今回は巨大なスライサーで、
しかも通常の突板とは違う製品をつくる工場からレポートです。
場所は、大分県にございますトライ・ウッドさん。
今回2度目の登場です。(前回コラムはこちら)
トライウッドさんでは、いわゆる化粧材用の高級材ではなく、
地元の杉材を原材料にスライサーで単板を製造しています。
こちらは同社のスライサー。
写真からだと伝わりづらいかもしれないですが、かなりの重量級です!
ここに煮沸処理された材(フリッチ)が載せられ、
鰹節さながらにジャーコ、ジャーコとスライスされていきます。(動画はいずれまた!)
スライスされたシートは以下のように乾燥され、(昆布ではないです^^)
その後、貼り合わせをして厚みをある合板にしていきます。
ただ、通常の合板とは異なり、トライ・ウッドさんで製造する材料は、かなり薄い。
薄い仕様だと、貼り合わせた状態で1㎜~2㎜程度。
しかも割と小さなサイズにカットされていきます。
だいたいA3サイズ程度でしょうか。
一体、何に使われるんでしょうか?
実は、結構小物などで重宝します。
例えば以下のようなもの。
他にもいろいろな展開があるのですが、
それはまた次回のお楽しみにということで。。
★トライ・ウッドさんについては コチラ
★ご紹介した2製品は以下より購入いただけます。
★素材も以下ページでご紹介しております。
★製品などに関するお問い合わせはコチラ
https://wood-kiba.com/contact_-forsawingcompany/
投稿者:末吉