木材2018.05.28
レーザー加工用の木材を探したい時は。
レーザーカットや彫刻用の木材はどこで買えるの?
ここ最近、いわゆるレーザー加工機を用いて木材加工をされる会社さんが増えてきました。
レーザー加工機にはメーカーもいろいろあり、サイズや出力などによってカットできる厚みやサイズも異なりますが、
厚みに関しては、通常は数ミリから10㎜程度の厚みの木材であればカットも問題ないかと思います。(樹種にもよりますが)
ところが、そういった木材の手配に苦労するといった声をよく聞きます。
ましてや希望する樹種や厚み、サイズなどを指定するとなると、なかなか難しいです。
今回は、そんな方にお勧めの素材をいくつかご紹介させていただきます。
1)国産ヒノキや杉の無垢材
ホームセンターなどに行けば、薄いベニヤ板などはありますが、どうせなら国産のヒノキや杉を使いたい。
しかも無垢材で!
でも、材木屋さんに聞いてもおそらく「ないよ」といわれる可能性大です。
そもそもレーザー加工用の木材という流通品がないので仕方がないですし、
精度高く薄くカットして表面も綺麗に仕上げるというのは手間もかかります。
でも心配ご無用です。世の中にはそうした需要にこたえる製品はあるのです。
以下は杉の無垢材(厚み5mm)
無垢材ならではの温かみがあり、一枚毎に木目や色合いが異なるのも魅力。
厚みやサイズは製作するものにもよりますが、5mm程度がカットもしやすく無垢感もあっておすすめです。
こちらを使うと、例えば、以下のようなコースターが加工できます。
レーザー加工の面白いのは作成したデータをそのまま再現できることですね。
2)薄くて強度もある貼り合わせ材
木材は、建築や内装用に使われるように製材されるケースが多いので、
あまりレーザー加工用の素材というものはあまりないです。
ただ、稀に「すごい使えるんじゃない??」といった素材にも出会います。
それがこれ。
厚み1㎜程度の貼り合わせ材(突板を重ねて加工した材)
木材は薄いと割れたり反ったりするリスクが出てきますが、この素材はそのあたりがかなり改善されてます。
この素材は、スライスした杉材を3層貼り合わせをしているので、
薄いわりに強度があります。
加工例としては、以下ようなチャームやしおりなど。
薄い分、カットスピードも速いです!
レーザー加工機を導入したけれど、素材の木材探しに困ってるという場合は、
是非参考にしてください。
以下で製品の販売もしていますのでご気軽に連絡ください。