事例紹介2018.05.25
地元掛川のFSC®森林認証材を採用『静岡トヨペット 掛川店』
森林認証材の拡がり
東京オリンピックでは、過去のオリンピック同様に会場建設等で使用される木材に関しては、
原則「森林認証材」の活用が義務づけられています。
森林認証制度にも種類がいくつかあるのですが、共通点としては森林が適切に管理されている点と
そこから得られた木材が最終製品になるまで適切に加工・流通されていることが求められます。
紙製品では、印刷物、パッケージ、梱包材をはじめ幅広く普及している印象です。
今回、いくつかある森林認証制度のうち、国際的にも代表的なFSC森林認証品を使った
商業施設の事例をご紹介。
静岡トヨペット 掛川店
自動車販売店の静岡トヨペットさん。
静岡トヨペットさんでは、『お店を、お客様にとって一番身近な緑のオアシスにしたい』という考えから
「緑の店舗10年計画」なるプロジェクトが進められており、
今回リニューアルされた掛川店ではこのコンセプトに沿った店舗づくりとなっています。
店舗には、FSC森林認証材がたくさん利用され、その中でも地元掛川市内の認証材が活用されている点が大きな注目ポイント。
自動車販売店では国内初の採用(建物全体のプロジェクト認証として)となり、今後拡がりに期待されますね。
店内はとても開放的な空間
壁や天井などに地元掛川材がふんだんに使用されてます。
こうやってみると、節がある材も自然でいい感じです。
トイレの案内版もかわいいです。
今回使用された認証材は、遠州森林認証グループが認証を取得した森林から得られています。
このプロジェクトでは、その構成メンバーでもあり素材生産に関わる掛川市森林組合さん、
地元の製材会社であるオールスタッフさんといった当社とも繋がりがある掛川市の木材事業者さんの活躍があります。
森林の管理、素材生産から製材と、建物として使用されるまでにもいろんなストーリーがございます。
今後もこうした認証材の活用レポートなどは随時アップできればと思います。
参照