木材2019.02.11

オリーブの木を製材・加工してみる

オリーブは木材としても活用できる素敵な樹木

オリーブと聞くと、オリーブオイルやテーブルオリーブスと呼ばれる果実加工品が一般的ですよね。

国内でも小豆島での生産が有名ですが、世界的にみればスペインやイタリアなどがある地中海が主な産地になります。

さて、今回はオイルや果実ではなく、オリーブの木のお話です。

オリーブの木は、主にオイルや果実が得られる材として産地では大切にされていますが、樹齢を重ねた老木や倒木してしまった材などは、「材」として有効に活用されています。

とはいえ、木材として流通するものは少ないので、とても高価な材でもあり、日本で原木を輸入している会社も数社しかないそうです。

 

今回は、そのオリーブの材を扱い、素敵な製品に加工している福田工務店(KUKU)さんをご紹介。

もともと国内外様々な木材を扱ってらっしゃるのですが、ここ最近一番はまっているのがオリーブだそうです。

希少な材を原木で仕入れをして、製材機で板にする瞬間はとても緊張し、いい板が挽けた時は最高だそうです(^^)

 

さて、オリーブウッドの製材シーンです。

はるばるシチリアからやってまいりました。

帯鋸を通す、緊張の一瞬ですよ。

 

見事なマーブル模様の特徴ある木目が出てまいりました!

製材された材は、このあと数年かけてじっくりと乾燥させていきます。

 

樹齢800年のシチリア産オリーブウッド

以下写真は、シチリア産の樹齢800年!のオリーブ材です。

写真からも、何か重厚感を感じる材料ですね。

 

 

こちらの材料の一部は、とても素敵なウッドプレートになりました。

 

 

 

プレートが素敵だと、料理も引き立ちますね!!

 

 

オリーブの木は見た目も素敵な上、材自体に抗菌作用があり、こうした食器やカッティングボードなどにもとても適してます。

 

このように小物としても丁寧に加工されて、多くの方の手に渡って長く使ってもらえるのも木材の使い方としていいですよね。

 

オリーブを使った製品加工の相談も受け付けておりますので、是非ご気軽に相談ください!

 

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