事例紹介2019.03.26
社有林材を活用して書いて消せる木製ボードを製作!
書いて消せる木製ボード「きえすぎくん」を社有林材で製作!!
書いて消せる木製ボード「きえすぎくん」
2018年には、グッドデザイン賞をはじめ様々な賞を受賞され、木材の付加価値アイテムとして大きなインパクトを与えています。
製品の開発および製造をされている細田木材工業さん(東京都)では、多摩産材を活用した既成ラインナップの他にも、様々な木材を使った展開も図られています。
そんな中、初の事例として、企業さんが所有する社有林材を使って「きえすぎくん」を製作するという企画に関わらせていただきました。
このお仕事を依頼いただいたのは、佐川急便さんなどをグループに抱えるSGホールディングス様。
実は、SGホールディングスグループ様では、高知県、徳島県、東京都に計8か所(約753ha)の社有林を保有され、グループ内の佐川林業さんが森林の育成・保全・管理をされています。(2019年3月現在)
社有林材で間伐されたヒノキを活用
今回、高知県内の同社社有林にて間伐されたヒノキを製材し、細田木材工業さんで加工をお願いしました。
ボード部分になるヒノキの板材をプレス機で幅ハギ(集成)加工し、その後「きえすぎ塗装」を施します。
板材にレーザー加工で彫刻した後に、スチール製の脚をとりつけると完成!
キャスター付きのコンパクトサイズの木製ボードになりました。
尚、SGホールディングス様では、これまでにも社有林材を活用したノベルティグッズなどを作成されています。
ヒノキのスケールや卓上時計など、アイデア次第でいろいろな展開が図れます。
このような事例のように、使用する材料が特定されると、製品自体に「ストーリー」が追加され、一層素敵な製品になりますね!
地域材、社有林、学校敷地などの伐採木・・と、アイデア次第で面白いことがいろいろとできそうです。
本コラムや製品に関する問い合わせは以下までお願いいたします。